ノロウイルスによる食中毒の症状

ノロウイルスによる食中毒の症状

冬場になるとよく耳にするようになるのが「ノロウイルス」による胃腸炎です。
食中毒は夏場の暑い時期になりやすいものという認識が強く、夏場に食中毒を意識して消毒などの対策を行っている人は多いのですが、冬場にする人は少なくなっています。
しかし冬にも食中毒の原因菌は存在しているのです。

 

 

ノロウイルスは冬だけではなく、一年を通して存在していますが特に冬に活性化するため冬場に多くなっています。
ノロウイルスは基本的に食材の中で増殖はしません。
ノロウイルスは人の体の中に入ってから増殖するのです。
感染経路は口からです。

 

 

ノロウイルスによって引き起こされる食中毒の症状としては、激しい下痢、腹痛や嘔吐、発熱などがあります。
発熱はそこまで高くはないのですが、症状が風邪に似ているため、ひどい風邪と勘違いされやすくなっています。
しかし下痢や嘔吐がひどいのが特徴なので医療機関を受診すればきちんと診断してもらえると思います。

 

 

通常3日ほどで回復しますが、回復したあとも体内に菌は残っています。
ですから回復後も周囲への感染の危険があるため、細心の注意を払う必要があります。
ウイルスが飛び散らないようにするのです。
手洗いをしっかりとし調理の際には85℃以上の熱で十分な加熱を行い加熱殺菌することが大切です。

 

 

これらを守ることで感染の危険性がぐっと下がります。
ノロウイルスは少量の菌でも感染してしまうものなので、十分に注意してください。